毎月、HOTなネイルデザインを人気のカルジェルサロンに紹介してもらうこのコーナー。今回はヘア、ネイル、ヘッドセラピー、エステティック、アイラッシュと幅広いジャンルの美容をひとつのサロンに取り入れた“トータルビューティサロン”の先駆け的存在として知られている人気店[uka]から、これから迎える春のトレンドを積極的に取り入れた東京ミッドタウン店Manicurist・石川菜月さんのネイルデザインをご紹介。
ウットリせずにはいられない、様々なスタイルに合う美しい春ネイル
1 スウィートなイメージとスタイリッシュさが両立
花びらが重なり合ったようなデザインにセパレートのメタリックラインを入れることで甘いだけではないスタイリッシュさをプラスしています。数種類の淡いピンクと白が複雑に重なり合っている点が非常に美しく、春らしさを表現。また、トレンドである花柄をモチーフにしたデザインはあえて色を薄く重なり合わせたことで、奥行きのある仕上がりになっています。スタイリッシュなデザインがお好きな方からフェミニンがお好きな方まで幅広くオーダーしてもらいたいネイルです。
2 「爪をパレットに見立てた」小花柄に思わずため息がこぼれてしまう
もはやアートの領域と言ってしまいたくなる繊細な花柄は「爪をパレットに見立てて小花柄の絵を書くイメージ」とのこと。セルフネイルでは決して真似のできない、ネイルサロンならではのデザインです。細筆のタッチを生かして、ここでもトレンドの花柄を取り入れただけでなく、ランダムに春カラーを配置している点も見逃せません。和風にも洋風にも見る人によって印象が変わる小花を淡い色と濃い色で濃淡をつけ、影をつけるように立体感を出したデザイン。それ以外のシンプルなネイルにはスクエアスタッズが絶妙なアクセントとなっています。絵本がインスピレーションのひとつだそうで、その優しい雰囲気はどの年代にも幅広く、さり気なく楽しめるのではないでしょうか。
3 エッジィなのにカジュアルからフォーマルまで幅広いデザイン
上品な印象のツイード柄をパステルカラーを中心に使用し、蛍光に近いイエローを組み合わせてポイントにした意外なデザインは「ファッション、生地」というインスピレーション元を見る者にも容易に連想させてくれます。石川さんによるポイントは「ツイード部分はマットコートで仕上げ、リアル感を出したところ」だそうで、エッジィでありながら、カジュアルからフォーマルまで幅広く“使える”万能なデザインになっています。
今回ご紹介した秀逸な3つのデザインから石川さんがイチオシしてくれたのは「3」のツイードネイルだそう。「ファッションとのトータルバランスで決めるとまとまると思います。カジュアルにもクラシカルにも合うネイルは、どんなファッションにも融合して、指先を遊びのポイントに楽しんでいただけます。柄だけでなく、色あわせでの遊びもおすすめです」とのことです。オーダー時の参考にしてくださいね。
最後にお店について少しだけ伺いました。
–ukaさんの「ここだけは他の店舗に負けない」という点があれば教えてください
こだわりのケアです。私たちはジェルをする前の土台づくりがとても大切と考えていますので、丁寧なキューティクル(甘皮)ケアで健康的なお爪を育てていきます。爪周りだけでなく、ハンド全体のお肌をケアするトリートメントメントメニューもありますので、サロンケアでリラックスしながらお手入れを楽しみましょう。これからの季節はフットケア(かかとのお手入れ)も人気でおすすめのメニューです。
–春を前にしたこの時期に人気のオーダーや傾向ってありますか?
今年の春はファッションもコスメもピンクのバリエーションが人気です。しかし、ファッションやメイクで取り入れるのに抵抗があるという方など、指先のネイルでピンクカラーを取り入れることがおすすめです。
–お店に来店するメインの年齢層を教えてください
30代、40代の方が多いです。
–この仕事をやっていてよかったと思ったエピソードがあれば教えてください
お客様に、指先のお手入れやデザインをするという過程を通して、お手入れが習慣化され、ひとりひとりのお客様と毎月お会いすることができることです。その中で、ただ単にネイルをするということだけでなく、お客様のライフスタイルに寄り添いパーソナルなお話を伺えること、また会いに来てくださる信頼関係が生まれることが、大きなやりがいとなっています。