先日スペイン・バルセロナへ行ってまいりました!
バルセロナの観光名所といえばサグラダ・ファミリア。サグラダ・ファミリアといえばガウディ(建築家、故アントニオ・ガウディ)。
しかし、バルセロナにはそれだけではなく、グエル公園、カサ・ミラといった彼の遺した建造物が多く点在し、そのうち6箇所が世界遺産に登録されています。今回、限られた時間の中でその全てを見て回ることはできませんでしたが、いやもうね、本当にどれも壮観なんです。
絵画の世界にトリップしてしまったような幻想的な世界観、独創的なデザイン。建築のケの字も知らない筆者ですら感動で立ち尽くしてしまうほど美しい! ぜひ訪れて生で見て頂きたい場所です。
今回のお題は「ガウディのモザイクネイル」
……っていうことでここからが本題。好評につき(?)第二弾を迎えることになったお題ネイル(筆者の出したお題を元に、ネイルをデザインしてもらうという無茶振り企画)、今回はバルセロナでの思い出をテーマにお届けしたいと思います。
前述のガウディ建築ですが、特に印象的だったのはグエル公園。
まるで『ヘンゼルとグレーテル』の物語に出てくるような、メルヘンな世界観が広がるこの場所を、かの芸術家サルバドール・ダリやジョアン・ミロは「砂糖をまぶしたお菓子のようだ」と表現したそう。
敷地内に見所はたくさんありますが、エントランスに入ってまず目を奪われたのは、一面に敷き詰められた超カラフルなモザイクタイル!
バルセロナのシンボルであるトカゲのオブジェや、ベンチや壁面には使用された様々な色やパターンのタイルは「ガウディ・モザイク」と呼ばれ、バルセロナの人々に親しまれているそうです。市街のおみやげ屋さんでも、大量のモザイクグッズが販売されていて目がチカチカするほど。
色々なパターンの色や素材で彩られた、さながら万華鏡のような美しさ。すっかり心を奪われてしまった筆者は、ぜひこれをネイルで表現してもらいたい!! と閃き、いてもたってもいられなくなりました。
……ということでなんとも難易度の高そうなお題ではありますが、今回は「ガウディのモザイク」をモチーフに、カルジェルエデュケーター・小野内さんにネイルデザインと施術を担当していただきました。ご協力、誠にありがとうございます!
難しそうなお題出しちゃってすみません
恐縮しつつ施術台に着席。そして、小野内さんが「早速ですが、こんなイメージで作ってみたんですけど……」と取り出したネイルチップがこちら。
……す、すごい!
モザイクです。紛れもなくモザイクタイル。
よーく見るとゴールドを背景に、赤・ピンク・ホワイト・水色が細かくパターンを成しています。まさに職人芸。
「いかがですか?」と小野内さん。
いや、もう何も申し分ないです。素晴らしいと思います!
……というわけで施術がスタートしました。
完璧なネイルは下ごしらえから
うん、プレパレーション(下処理)って言うんですけどね。こちらは前回のカルジェルバージンを卒業した際に経験済み。消毒して爪の長さをファイル(ヤスリ)で整えて……ちゃぽん。
今回は特別にネイル専用のフィンガーボウルに入れて頂きました。うーん、適温。足湯ならぬ手湯って感じで気持ちが良かったです。
いい感じにふやけてきた甘皮をお掃除。筆者はどうやら爪が伸びるのが相当早い方らしいのですが、甘皮もやはり同様みたいです。1ヶ月半ほどの放置で甘皮がモリモリ出てきました。(人様にお見せするものではありませんが、モリモリ剥かれた私の甘皮写真をどうぞ)
NO MORE甘皮。
まさに小さなアート作品
ネイルチップのデザインとカラーを再現することに。ベースは、温かみのあるパール系ゴールド(CGGD03Sアンティークゴールド)と華やかなオレンジ系のレッド(CGRE01Sレッド)。
- 容量: 4g
- カテゴリ: カラージェル>イエロー
- ショップ: Calgel Plaza
- 容量: 4g
- カテゴリ: カラージェル>レッド
- ショップ: Calgel Plaza
超個人的に赤ブームが再燃している近頃の私。この日履いていた赤パンと見事にシンクロ!
下書き一切なし。大胆に繊細なアート作品を生み出していきます。それにしても細かすぎる。
このタイミングでくしゃみとか出ちゃったらどうしよう、なんてことを考えてソワソワしてる間にどんどん出来上がっていきます。
上と違うパターンのモザイク。よく見るとゴールドとレッド以外に、ブルー(CGBL08Sパウダーブルー)・ピンク(CGPI07Sカシスピンク)も使われているんです。
- 容量: 4g
- カテゴリ: カラージェル>ブルー
- ショップ: Calgel Plaza
- 容量: 4g
- カテゴリ: カラージェル>ピンク
- ショップ: Calgel Plaza
モザイクを仕上げた後はラインストーンを並べます。3つ縦に並んだラインストーン。「なんか、私の中でスペインってこういうイメージなんですよね(笑)」と小野内さん。
トップコートを塗って最後のUVライト照射。
爪とジェルの細かい部分をファイリング、キューティクルオイルで仕上げたら完成です!
アナザーショット。
赤パンとの相性もバッチリ!
やっぱりプロはすごい!
今更ですが、やっぱりカルジェルエデュケーターさんの技術力は高い!
セルフネイルが流行っている昨今、誰でも簡単にネイルアートできちゃいそうな錯覚に陥ってしまうけど、本当の意味でのアートなネイルデザインを仕上げるのはどう考えても至難の技。当たり前だけど、やっぱりプロってすごいんです!
ちなみに今回のモザイクネイルは、小さくて短い爪の方は再現するのが難しい場合もあるんだそう(そりゃ、こんだけ細かければ物理的にそうですよね)。
小野内さんに「前回のお題ネイル記事で爪を見させていただいて、このキャンパスなら描けると確信しました」と絶賛(?)されるほど、大きな爪(期待されるほど馬鹿デカいわけではありません。あくまで“比較的大きめ”な爪です)を持つ私。爪がデカくてよかった〜と安堵したのは生まれて初めての経験でした。