- まず、今回のセミナー開催の経緯を教えてください。
- セミナーがどういった内容になるか教えてください。
- そういったテーマを求めるニーズ、潜在層が居ると確信があって開催しているんですか?
- 御社のサロンでは当たり前なのに、他店舗を見て足りていないと思われる点とは、具体的にどういったところですか。
- 簿記一級を取られたのはいつなのですか。
- コスト管理を重視する姿勢は、どうやって身に付けたのですか?
- 気づいたのは事業規模が大きくなってきたころですか?
- 2店目を出したタイミング、それからネイルスクールをはじめられたタイミングを教えてください。
- 順調に展開してきているんですね。
- でも展開する中で、いわゆる販管費、労務費、そういうところが意外とかかってくることに気づいて、そこに上手く対応していったということですか?
- 経営面で、母親であること、結婚しているというご自身の経験が役立つことはありますか?
- ホームページで「スタッフ定着率の高さ」をアピールしているのを拝見しました。スタッフの育成面で石川さんが重視していることを教えてください。
- お客様のリピート率が高いというところで、例えば「お客様目線で心がけていること」は、ありますか?
- 続いて、お訊きしたいのが、経営している2業態、「Cherry Shell」と別業態の「NAILS CARRY」についてです。それぞれの店舗のコンセプトとターゲットを教えてください。
- そうですよね。そうすると、2店舗ある「Cherry Shell」業態のほうがお客様の年齢層はちょっと上になるんでしょうか。
- では、「NAILS CARRY」はいずれかのターゲット層が来店するというよりは、若年層~主婦層のそれぞれがまんべんなく来店しているということですか?
- そういうものなんですね、面白いですね。もうひとつ、2015年という割と最近の時期に法人化に踏み切った理由、意図を教えてください。
- 今後の経営ビジョン、目標みたいなものがあれば教えてください。
- 6回もですか!
- ネイルを起点に、確実に事業が広がっていますよね。新事業へと目を向けられていらっしゃるところなど、そういう点に目が行くものなのですね。
- ここで「カルジェル」の魅力を教えて頂けないでしょうか。太田様にお願いしてよろしいですか?
- 太田さん個人がこういうデザインをオススメしたい等の「カルジェル」を使った良さが活きるデザインはどういうものだとお思いですか?
- 「美味しそう」ってすごい表現ですね(笑)。
- 完全講習制度の廃止で「カルジェル」の敷居が下がって、一般の方にも手が届きやすくなったと思うんですけど、この点についてどう思われますか。
- 最後に一般のお客様、特にネイル初心者へのアドバイスをお願いします。
- どうもありがとうございました。

22歳で結婚後13年間は、主婦として育児中心の生活。その後「好きなことで起業したい」、「輝きたい女性のサポートをしたい」という志を抱き始め、2005年、35歳の時に念願のネイルサロン1号店をオープン。現在では豊橋市・豊川市にネイルサロン3店、ネイルスクール1店を展開している。また現役ネイリスト・スクール講師としても活躍中。2015年には、電子書籍「リピート率90%を実現させた人気ネイルサロンの作り方 (マイナビ新書)」を出版。「ヘルシー経営塾」「人気店の作り方」等、セミナーも主催している。
blog:https://miyako-ishikawa.theblog.me/
instagram:@miyakoishikawa
まず、今回のセミナー開催の経緯を教えてください。
地元、愛知県の豊橋市ですが、そこで「人気店の作り方」というセミナーをさせて頂いてます。そのセミナーは、実践編というよりは人気店を作るにあたっての在り方というか、自分の見せ方であったり、お客様との繋がりであったり「どんな風に人気店を作っていくのか」という、どちらかというと広いテーマで実施しています。同業の方にも来ていただいていますが、ネイルサロンだけではなくて、衣料品店、家具屋さんなどもいろんな業種の方が参加されています。
そして今回のセミナー「ヘルシー経営塾」開催のきっかけなのですが、集客セミナーってよくありますよね。しかし、「リピート率90%を実現させたネイルサロンの作り方」という自著にも書かせて頂いたのですが、集客だけではなくて背景のほうにも焦点をあてて、そちらもしっかりしないと、経営はなかなか上手くいかない。そのことを皆さんにお伝えしたいと考え「ヘルシー経営塾」を開催することにしました。「人気店の作り方」セミナーより実践に近い形で、ネイルサロンに絞って。
セミナーがどういった内容になるか教えてください。
そういったテーマを求めるニーズ、潜在層が居ると確信があって開催しているんですか?
御社のサロンでは当たり前なのに、他店舗を見て足りていないと思われる点とは、具体的にどういったところですか。
例えば、ネイル業界はどうしてもデザイン重視なところがあって、有名な先生がいて、その先生がプロデュースする製品をメーカーさんと組んで発表することが多いです。そうすると私たちのようなネイルサロンや、まだネイルを始めたばかりのスクール生の方は、言い方はちょっと悪いんですけどそれに踊らされちゃうっていう。
技術を磨くのはもちろん大事なのですけど、バランスが大事です。どうしてもそっち(技術)に偏っちゃうと経営ってなかなか上手くいかないと思います。細かい経営のことを知らなくても全然大丈夫なので、ザックリ全体が分かっていて、バランスが取れて、経営者自身が楽に経営ができるような形。それを「管理」と言うと堅く感じてしまうんですけど、実はCompassのスタッフは全員それを理解しています。
どこのサロンさんでもそうしていくことで、オーナーさんがすごく楽になるのかもっていう。特に個人サロンさんでも「ネイルをやってはいるけど、なかなか利益が出ない」という悩みを持ってらっしゃる方もいると思うので、その点には応えていけると考えています。
簿記一級を取られたのはいつなのですか。
コスト管理を重視する姿勢は、どうやって身に付けたのですか?
気づいたのは事業規模が大きくなってきたころですか?
2店目を出したタイミング、それからネイルスクールをはじめられたタイミングを教えてください。
順調に展開してきているんですね。
でも展開する中で、いわゆる販管費、労務費、そういうところが意外とかかってくることに気づいて、そこに上手く対応していったということですか?
経営面で、母親であること、結婚しているというご自身の経験が役立つことはありますか?
ホームページで「スタッフ定着率の高さ」をアピールしているのを拝見しました。スタッフの育成面で石川さんが重視していることを教えてください。
お客様のリピート率が高いというところで、例えば「お客様目線で心がけていること」は、ありますか?
ネイルって大体1カ月、3週~4週っていうサイクルで付け替える方が多いんです。そうすると、「カルジェル」がキチンと3、4週間持ちのよいことは、また次のリピートには繋がるのかもしれません。
それから、本にも書かせてもらったのですが、うちでは次回予約を歯医者さんみたいに「いつにしますか?」って聞くのを当たり前の形としてやっています。「次回予約をどうやってとろう」と悩むサロンの方は(次の予約を)取れないと思うんですよね。
自然にリピートして頂くというのと、やはりお客様がずっと通って下さって、仲間みたいにそれこそ一緒に遊びに行ったりとか、イベントをしたりとか、お客様と私たちサロンの交流でお客様にとっても「楽しい場所」に思ってもらえると、無理やり値引きをするとか、「次回来て下さったらこういう特典つけますよ」なんてしなくても、予約は自然に取れます。むしろそういうことは、していないですね。
続いて、お訊きしたいのが、経営している2業態、「Cherry Shell」と別業態の「NAILS CARRY」についてです。それぞれの店舗のコンセプトとターゲットを教えてください。
「Cherry Shell」が最初2店舗、同じ「Cherry Shell」というブランドで出させて頂いたんですけれど、オーダーメイドというイメージで「お客様の好みに合わせてネイルもデザインしますよ」というネイルサロンです。
もう1店舗の「NAILS CARRY」は、サンプルからデザインを選べる定額制サロンです。金額的にお値打ちで、時間的にも施術が早いのですが、それでも技術レベルは「Cherry Shell」と同じという、そこにこだわりを持っているんです。客単価は「Cherry Shell」が大体1万円で、「NAILS CARRY」は5千円なんですよ。本当にお値段は半分なんですけど、実は両店舗の売り上げ自体は、ほとんど変わらないんです。
どうしても「NAILS CARRY」のほうが忙しくなり、また経験の浅い新人スタッフからすると、オーダーメイドのお客さんの注文には、なかなか応えられないということもあります。「このいくつかあるサンプルの中から選んで頂く」「色だけは変えられます」と、ちょっと限定してあげることで、異なる2業態で同じ技術レベルを要求されるスタッフのハードルを少し下げてあげられるかなと。安かろう悪かろうではお客様に申し訳が立たないので。
そうですよね。そうすると、2店舗ある「Cherry Shell」業態のほうがお客様の年齢層はちょっと上になるんでしょうか。
そうですね。当初「NAILS CARRY」は若い層に受けるかなと思っていたのですが、若い方はアートをしたいというか、ネイルにこだわりのある方が多くて。「NAILS CARRY」は、意外と主婦層の方にウケました。あとは仕事帰りのOLさんだったりとか、派手なものを好まない層によくご利用頂いてます。
多分、若い方は「つけ放題」や「どれだけでも盛れる」ということで来店するパターンが多いのかと思うのですけれど、経営する側としてはとにかくネイリストさんの負担を少なくしたいと思っていて、お客さんには満足して頂き、かつ時間短縮できる形を模索しています。
では、「NAILS CARRY」はいずれかのターゲット層が来店するというよりは、若年層~主婦層のそれぞれがまんべんなく来店しているということですか?
そういうものなんですね、面白いですね。もうひとつ、2015年という割と最近の時期に法人化に踏み切った理由、意図を教えてください。
今後の経営ビジョン、目標みたいなものがあれば教えてください。
そうですね、まだ形にはなっていないのですが、ネイルサロン以外の業態で新事業を考えています。
また、昨年始めたばかりのこのセミナー「ヘルシー経営塾」も、より力をいれていきたいです。
それから弊社のネイルサロンでは自分たちでイベントを企画しているのですが、今年のハロウィンパーティも、70~80名規模で開催します。そういう部分で今後、例えば、他のサロンさんなどで「うちのお店でもそういうことをやりたい」という方がいらっしゃれば、サポートしていくのも楽しいなと考えています。大きなイベントをやるのは、今年でもう6回目になりますね。
6回もですか!
ネイルを起点に、確実に事業が広がっていますよね。新事業へと目を向けられていらっしゃるところなど、そういう点に目が行くものなのですね。
ここで「カルジェル」の魅力を教えて頂けないでしょうか。太田様にお願いしてよろしいですか?
太田さん個人がこういうデザインをオススメしたい等の「カルジェル」を使った良さが活きるデザインはどういうものだとお思いですか?
「美味しそう」ってすごい表現ですね(笑)。
完全講習制度の廃止で「カルジェル」の敷居が下がって、一般の方にも手が届きやすくなったと思うんですけど、この点についてどう思われますか。
最後に一般のお客様、特にネイル初心者へのアドバイスをお願いします。
どうもありがとうございました。
インタビュー後に行われた、石川先生のセミナーのダイジェストはこちら
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