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【インタビュー】株式会社Compass 代表取締役 石川都さん、GAマネージャー 太田尚さん

目次

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石川 都(いしかわ みやこ)
1969年愛知県豊橋市に生まれる。美容専門学校を卒業後、美容室に就職。
22歳で結婚後13年間は、主婦として育児中心の生活。その後「好きなことで起業したい」、「輝きたい女性のサポートをしたい」という志を抱き始め、2005年、35歳の時に念願のネイルサロン1号店をオープン。現在では豊橋市・豊川市にネイルサロン3店、ネイルスクール1店を展開している。また現役ネイリスト・スクール講師としても活躍中。2015年には、電子書籍「リピート率90%を実現させた人気ネイルサロンの作り方 (マイナビ新書)」を出版。「ヘルシー経営塾」「人気店の作り方」等、セミナーも主催している。
blog:https://miyako-ishikawa.theblog.me/
instagram:@miyakoishikawa

 

まず、今回のセミナー開催の経緯を教えてください。

ishikawa

地元、愛知県の豊橋市ですが、そこで「人気店の作り方」というセミナーをさせて頂いてます。そのセミナーは、実践編というよりは人気店を作るにあたっての在り方というか、自分の見せ方であったり、お客様との繋がりであったり「どんな風に人気店を作っていくのか」という、どちらかというと広いテーマで実施しています。同業の方にも来ていただいていますが、ネイルサロンだけではなくて、衣料品店、家具屋さんなどもいろんな業種の方が参加されています。

 

そして今回のセミナー「ヘルシー経営塾」開催のきっかけなのですが、集客セミナーってよくありますよね。しかし、「リピート率90%を実現させたネイルサロンの作り方」という自著にも書かせて頂いたのですが、集客だけではなくて背景のほうにも焦点をあてて、そちらもしっかりしないと、経営はなかなか上手くいかない。そのことを皆さんにお伝えしたいと考え「ヘルシー経営塾」を開催することにしました。「人気店の作り方」セミナーより実践に近い形で、ネイルサロンに絞って。

セミナーがどういった内容になるか教えてください。

ishikawa

「ヘルシー経営塾」のヘルシーという言葉は、なかなか経営と結びつかないと思います。私は主婦から起業しているので、そんなに大きな投資や、ギャンブル的な経営ではなくて、主婦目線で経営の話をします。キチンとした会計であったりとか、会計の中でも仕入れに注目するとか。私は開業当時からずっと「カルジェル」を使っていて、すごく気に入っているし、品質もすごく高いと思うんですよ。ただお値段も高くて。それでも「カルジェル」をずっと使っていきたいっていう気持ちの中で、どうやって仕入れのコストを下げていくか。もう定価は決まっているし、それは下げられないじゃないですか。じゃあどういう風に管理していったら負担がないのかなという、その辺りを中心に話をします。

そういったテーマを求めるニーズ、潜在層が居ると確信があって開催しているんですか?

ishikawa

正直賭けかもしれないですね(笑)。ただ、私たちのサロンでは当たり前にしていて上手くいっている方法を、まだご存知でない皆さんに伝えたいだけです。

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御社のサロンでは当たり前なのに、他店舗を見て足りていないと思われる点とは、具体的にどういったところですか。

ishikawa

例えば、ネイル業界はどうしてもデザイン重視なところがあって、有名な先生がいて、その先生がプロデュースする製品をメーカーさんと組んで発表することが多いです。そうすると私たちのようなネイルサロンや、まだネイルを始めたばかりのスクール生の方は、言い方はちょっと悪いんですけどそれに踊らされちゃうっていう。

 

技術を磨くのはもちろん大事なのですけど、バランスが大事です。どうしてもそっち(技術)に偏っちゃうと経営ってなかなか上手くいかないと思います。細かい経営のことを知らなくても全然大丈夫なので、ザックリ全体が分かっていて、バランスが取れて、経営者自身が楽に経営ができるような形。それを「管理」と言うと堅く感じてしまうんですけど、実はCompassのスタッフは全員それを理解しています。

 

どこのサロンさんでもそうしていくことで、オーナーさんがすごく楽になるのかもっていう。特に個人サロンさんでも「ネイルをやってはいるけど、なかなか利益が出ない」という悩みを持ってらっしゃる方もいると思うので、その点には応えていけると考えています。

簿記一級を取られたのはいつなのですか。

ishikawa

学生の頃ですね。でもそれを全然利用しようとは思ってなかったんです。けれど、経営するとなると、発想的な部分で頭の中になんとなく貸借があるというか、バランスがやっぱり取れるというか。細かなことは忘れちゃっているんですけどね、ほとんど(笑)。

コスト管理を重視する姿勢は、どうやって身に付けたのですか?

ishikawa

やっぱり失敗からですね。今スタッフが9名いるんですけど、4、5名のときはそんなに気になっていなかったんです。それこそさっき言ったように、デザイン重視で、コストの面もあまり気になってはいなかったんです。でも、売り上げが上がれば上がるほどコストがかかるというか、利益が上がらないんですよね。「それってなぜだろう?」と見直したときに「仕入れとか在庫が利益を圧迫しているのかな」「管理がアバウトになっているのかな」と感じました。4、5年前ですね。

気づいたのは事業規模が大きくなってきたころですか?

ishikawa

そうですね。店舗が2店舗位目になったころかな。で、スクールもやり始めた、その頃だったと思いますね。

2店目を出したタイミング、それからネイルスクールをはじめられたタイミングを教えてください。

ishikawa

1店舗目が2005年で、2店舗目が2007年。で、スクールが2009年。もう1店舗(別業態)が3年位前だったかな。2013年ですね。

順調に展開してきているんですね。

ishikawa

ジリジリ、ジリジリっていう感じですね(笑)。

でも展開する中で、いわゆる販管費、労務費、そういうところが意外とかかってくることに気づいて、そこに上手く対応していったということですか?

ishikawa

そうですね。また、お客さんの人数が増えてくると段々分からなくなるじゃないですか? そのときに管理の基準になるものがあったほうが、みんなも困らないし、やっぱり普通にネイルをするっていう業務が一番優先じゃないですか? 在庫管理って意外と手間がかかるんですよ。だからその時間の節約ですね。どうにか節約を図れないかなっていうのがあって、勿論コスト面もあるんですけど、在庫管理の時間を節約できたことが大きかったですね。

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経営面で、母親であること、結婚しているというご自身の経験が役立つことはありますか?

ishikawa

娘はひとりが就職していて、ひとりが大学生なのですけど、経営は子育てと一緒だなって思いますね。特にうちのサロンの場合、人数的にも目が届く範囲というか、大家族みたいな感じです。大家族のお母さんみたいな感じですね(笑)。

ホームページで「スタッフ定着率の高さ」をアピールしているのを拝見しました。スタッフの育成面で石川さんが重視していることを教えてください。

ishikawa

基本的には、とにかく「笑顔を忘れない」ということが一番です。ひとりで開業したときから「自分がされてイヤなことは人にはしない」と思っていて、女性ばかりの職場だからこそ思いやりを持って、後輩が入ってきても同じように接して、またその後輩が先輩になったときにも同じように接するっていう風にしていけば…、その連鎖です。女性の職場でありがちな嫌なことには、時間を取られたくないんです。

お客様のリピート率が高いというところで、例えば「お客様目線で心がけていること」は、ありますか?

ishikawa

ネイルって大体1カ月、3週~4週っていうサイクルで付け替える方が多いんです。そうすると、「カルジェル」がキチンと3、4週間持ちのよいことは、また次のリピートには繋がるのかもしれません。

 

それから、本にも書かせてもらったのですが、うちでは次回予約を歯医者さんみたいに「いつにしますか?」って聞くのを当たり前の形としてやっています。「次回予約をどうやってとろう」と悩むサロンの方は(次の予約を)取れないと思うんですよね。

 

自然にリピートして頂くというのと、やはりお客様がずっと通って下さって、仲間みたいにそれこそ一緒に遊びに行ったりとか、イベントをしたりとか、お客様と私たちサロンの交流でお客様にとっても「楽しい場所」に思ってもらえると、無理やり値引きをするとか、「次回来て下さったらこういう特典つけますよ」なんてしなくても、予約は自然に取れます。むしろそういうことは、していないですね。

続いて、お訊きしたいのが、経営している2業態、「Cherry Shell」と別業態の「NAILS CARRY」についてです。それぞれの店舗のコンセプトとターゲットを教えてください。

ishikawa

「Cherry Shell」が最初2店舗、同じ「Cherry Shell」というブランドで出させて頂いたんですけれど、オーダーメイドというイメージで「お客様の好みに合わせてネイルもデザインしますよ」というネイルサロンです。

 

もう1店舗の「NAILS CARRY」は、サンプルからデザインを選べる定額制サロンです。金額的にお値打ちで、時間的にも施術が早いのですが、それでも技術レベルは「Cherry Shell」と同じという、そこにこだわりを持っているんです。客単価は「Cherry Shell」が大体1万円で、「NAILS CARRY」は5千円なんですよ。本当にお値段は半分なんですけど、実は両店舗の売り上げ自体は、ほとんど変わらないんです。

 

どうしても「NAILS CARRY」のほうが忙しくなり、また経験の浅い新人スタッフからすると、オーダーメイドのお客さんの注文には、なかなか応えられないということもあります。「このいくつかあるサンプルの中から選んで頂く」「色だけは変えられます」と、ちょっと限定してあげることで、異なる2業態で同じ技術レベルを要求されるスタッフのハードルを少し下げてあげられるかなと。安かろう悪かろうではお客様に申し訳が立たないので。

そうですよね。そうすると、2店舗ある「Cherry Shell」業態のほうがお客様の年齢層はちょっと上になるんでしょうか。

ishikawa

そうですね。当初「NAILS CARRY」は若い層に受けるかなと思っていたのですが、若い方はアートをしたいというか、ネイルにこだわりのある方が多くて。「NAILS CARRY」は、意外と主婦層の方にウケました。あとは仕事帰りのOLさんだったりとか、派手なものを好まない層によくご利用頂いてます。

 

多分、若い方は「つけ放題」や「どれだけでも盛れる」ということで来店するパターンが多いのかと思うのですけれど、経営する側としてはとにかくネイリストさんの負担を少なくしたいと思っていて、お客さんには満足して頂き、かつ時間短縮できる形を模索しています。

では、「NAILS CARRY」はいずれかのターゲット層が来店するというよりは、若年層~主婦層のそれぞれがまんべんなく来店しているということですか?

ishikawa

そんな感じですね。実を言うと私も意外だったんです。3年目になりますが、さらにその色が濃くなってきました。最初のコンセプトから少し外れてきたのかなっていうのがありましたので、もう一度コンセプトを見直しました。近々店舗のリニューアルをして、少し落ち着いた感じの店内に変えようと思っています。(*2016年10月リニューアル済み)

そういうものなんですね、面白いですね。もうひとつ、2015年という割と最近の時期に法人化に踏み切った理由、意図を教えてください。

ishikawa

主婦から始めたので、個人の感覚っていうのがずっと抜けきらないところがあったんです。けれども、丁度子供も手が離れて「今後、どういう風にしていきたいか」と思ったときに、「会社組織にして発展させていきたいな」という考えに至りました。自分の覚悟を決める意味でそうしたというのが一番大きな理由ですかね。何も変わってないんですけどね、気持ち的には。ただ、組織図などを改めて作ったときに、今後どうしていきたいかというビジョンを考られたことは法人化して良かった点だと思っています。

今後の経営ビジョン、目標みたいなものがあれば教えてください。

ishikawa

そうですね、まだ形にはなっていないのですが、ネイルサロン以外の業態で新事業を考えています。
また、昨年始めたばかりのこのセミナー「ヘルシー経営塾」も、より力をいれていきたいです。
それから弊社のネイルサロンでは自分たちでイベントを企画しているのですが、今年のハロウィンパーティも、70~80名規模で開催します。そういう部分で今後、例えば、他のサロンさんなどで「うちのお店でもそういうことをやりたい」という方がいらっしゃれば、サポートしていくのも楽しいなと考えています。大きなイベントをやるのは、今年でもう6回目になりますね。

6回もですか!

ishikawa

毎年やらせて頂いていて、年々規模が大きくなってきたんですけれど、だんだんプロデュースのほうが楽しくなってきていて(笑)。そういう仕事の得意なスタッフもいますし、今後はそういう部署を作るのもアリかなって思いますね。

ネイルを起点に、確実に事業が広がっていますよね。新事業へと目を向けられていらっしゃるところなど、そういう点に目が行くものなのですね。

ishikawa

そうですね。やってみて、自分たちでも得意なことと不得意なことがあることがわかります。事業を通じて「それぞれが輝ける場を作りたい」というのが、私たちCompassの経営理念の一部にもなっています。

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ここで「カルジェル」の魅力を教えて頂けないでしょうか。太田様にお願いしてよろしいですか?

oota

「爪に優しい」といわれているのが本当にその通りだなと思っています。お客様の爪を美しい状態に保ちたいと思っていますから、「カルジェル」のジェルでそれがキッチリできていて、それがお客様にもちゃんと伝わっているところがいいですよね。爪が痛んで悩んでいるお客様が、うちに来て頂いてから地爪がキレイになって喜んで頂ける。それを実現できるのが「カルジェル」の一番の魅力ですかね。

太田さん個人がこういうデザインをオススメしたい等の「カルジェル」を使った良さが活きるデザインはどういうものだとお思いですか?

oota

グラデーションです。「カルジェル」のカラーを使っていると、グラデーションはもう私の中で(「カルジェル」が)ピカ一ですね。うちのオーナーは「美味しそう」ってよく言っています。

「美味しそう」ってすごい表現ですね(笑)。

ishikawa

本当に、なんかジューシーな感じとかがすごく。

oota

みずみずしい感じ。

ishikawa

うちのスタッフ皆が好きなところですね。

完全講習制度の廃止で「カルジェル」の敷居が下がって、一般の方にも手が届きやすくなったと思うんですけど、この点についてどう思われますか。

oota

そうですね、最初はショックがありましたけど…。私は「カルジェル」の爪に優しい、持ちが良いという部分を気に入っているので、現状を受け入れています。

 

ishikawa

「カルジェル」を使っている期間が長いので、「カルジェル愛」が大きくて(笑)。「カルジェル」がそうするなら、そのほうがいいのかなって。

最後に一般のお客様、特にネイル初心者へのアドバイスをお願いします。

oota

ネイルで一歩踏み出すなら、やはり講習などに足を運んで、まず話を聞き、知識を入れることからでしょうか。

 

ishikawa

コンプレックスがある方こそ来て頂きたいです。「私こんな爪だからジェルするのはちょっと恥ずかしい」とか、「こんな爪にやっても仕方がない」って思っている方って意外といると思うんですよ。そういう方にこそ来て頂きたいです。「カルジェル」は違和感がないのと、爪を育てることもできるんですよね。コンプレックスがあるから来られないのではなくて、コンプレックスがあるからこそぜひ一歩を踏み出してもらいたいです。未来が変わると思います。

どうもありがとうございました。

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インタビュー後に行われた、石川先生のセミナーのダイジェストはこちら

店舗情報

Cherry Shell(チェリーシェル)【豊川店】
愛知県豊川市東名町2丁目110(駐車場有)
お問い合わせ:0533-85-8018
webサイト:http://cherry-shell.com/

 

Cherry Shell(チェリーシェル)【豊橋店】
住所:愛知県豊橋市草間町平東130 東和プラザ3-2(駐車場有)
お問い合わせ:0532-21-6955
webサイト:http://cherry-shell.com/

 

NAILS CARRY(ネイルズキャリー)
愛知県豊橋市広小路1丁目2番地1 ときわアーケード 竹本ビル2F
お問い合わせ:0532-53-5511
営業時間:10時~20時(18時最終受付)
webサイト:http://nailscarry.com/

 

Cherry Shell Nail Academy
愛知県豊橋市草間町平東130 東和プラザ3-5(駐車場有)
お問い合わせ:0532-39-3972

セミナーに関する問合せ先

ヘルシー経営塾/“リピセミ”人気店の作り方(全3回)
株式会社Compass 広報・セミナー部門
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メール:info@compass-cc.co.jp