CALGEL WEEKが今年より毎月開催されることとなりました!
今回、編集部は9月11日に開催された田賀美鈴先生のデモストレーションに参加してきました。
BLOG:https://ameblo.jp/tagamisuzu/
今回のセミナーでは田賀先生がネイルチップを使ってカルジェルアートのデモンストレーションを披露してくれましたので、今回はその様子をダイジェストでお届けします。
デモンストレーションは、10月以降のスケジュールも特設ページにて公開されておりますので、ぜひご参加ください。もちろん、参加費は無料です!
田賀先生の代名詞「レースアート」の華麗なデモンストレーション
こちらが今回作成したデザイン2種です。
こちらは、制作工程をインタグラムでライブ配信しました。
次回も、配信します。ぜひアカウントをフォローしてください。
今回は、ライブ配信されてなかったこちらのレースのアートをダイジェストでお送りします!
田賀先生の十八番であり、代名詞、「レース」。
田賀先生が初めてお題としてお客さんに課されたのがレースでした。
もともと田賀先生がイギリス留学の頃、住んでいた街がレース産業で有名な街だったことがきっかけだったようです。
レースマーケットや、レースミュージアムなどがレース関連の施設が多く、そこでお客様も頼まれるアートも、当然のようにレースだったので、最初はかなり苦労されたとか…。
まずは、下地づくり。
秋口になると、リクエストの多いピンクっぽい紫色(BB17)を使用していきます。
硬化が終わったら、レース作成です。
田賀先生が使用したのは、タナーのアクリル絵の具ホワイトです。
使う筆は、「品印 極」。
先生はレースの際、これ以外の筆を使わないようです。
他の筆ではレースを描けるような細さになるまで、かなり時間がかかるようですが、極であれば使い始めて1ヶ月くらいでレースを描ける細さになるとのことです。
今回使う筆は、3ヶ月くらい使用されているものになります。
- 材質: 玉毛(猫毛)
- 全長サイズ: 132mm
- 穂先サイズ: 5.8mm
- カテゴリ: 筆・ファイル・バッファー>筆
- ショップ: Calgel Plaza
まずは、レースのアタリを付けていきます。
いきなりお花のアートを描くのは、難しいので、点線を描きながらアタリをつけていきます。
葉っぱや唐草の位置も、決めていきます。
その後、細かいチェーンで縁取っていきます。
動画をご覧ください。
細かいチェーンで縁取ると、このようになります。
レースは糸の集合体なので、それを意識しながら、チェーンを作っていくとキレイに仕上がります。
チェーンでなく、ラインで描いていくと、つなぎ目がわかりやすくなるので、田賀先生は基本的にチェーンでレースを描かれるとのことです。
また、チェーンは単体でもアート映えするので、一石二鳥ですね。
続いて、中を埋めていきます。
田賀先生は、普段、斜線で中身を埋めるようですが、今回は蜂の巣のような六角形で埋めていきます。
先端を細く絞った筆を立てて、ジグザグに描いていきます。
手で描くので、大小のブレや形のブレが出てきますが、それが逆に伸び縮を表現してよりレースらしい仕上げになります。
非常に細かいですね!
描き終えた六角形が画面に映ると、会場からも感嘆の声が漏れました。
田賀先生も10本フルオーダーだと、さすがに支えている小指が痛くなって、テーピングをするようです…。
続いては、斜線(網線)、格子柄を入れてレースの間を埋めていきます。
まずは斜線です。
斜線を入れると、このようになります。
その後、大きな六角形をチップの先端部を埋め、格子柄、七宝つなぎと埋めていきます。
先端の大型六角形から、上部のアートを描き終えるまで、わずか3分足らず。恐るべし、技術ですね。
この段階で、アートとしては十分に完成されているのですが、全体がのっぺりしてしまうのため、上からドットを重ねてよりレースらしい質感と立体感を生み出していきます。
インスタライブでも、使用していた絞りを利用して、ドットを描いていきます。
絞りは、クリスタルパックを利用して作成します。お菓子作りに使う、絞りと同じ原理ですね。
7cm×7cmくらいで切って、セロテープで止めて完成です。
切ったクリスタルパックを両手で持って
クルッと丸めて
セロテープで止めたら、絞りの完成です。
今回は、絵の具を充填しますが、田賀先生の著書ではモデリングペーストを使用しております。
モデリングペーストを使用することで、表面をガサガサにし、よりレースらしい質感が出るようです。
ここで注意することは、ハンドラインを描き終えたあとに、ノンワイプトップをかけておくことです。
万が一、ドット塗りを失敗しても拭き取れば、一瞬でやり直せることができます。
特に、モデリングペーストを使用する場合は、一瞬で固まってしまうので、トップを塗るのを忘れずに!
ドットをいれていくことで、白さもキリッと際立ちます。
描いたハンドラインが潰れてしまうこともありますが、質感や立体感が出てくるので、本物のレースが貼られたようなアートになります。
この上から、マットトップをかけることで、よりリアルなレースに近づきます。
最後に、硬化して完成です!
10月29日に田賀先生の装飾手帳第2弾が発売されます。
今回は、132作品(前作よりも30作品増えました!)掲載されるということで、そちらにもレース作品が掲載されています。
今回は、記事では伝わり切らなかったレースの細かさが見られるので、ぜひチェックしてみてください。
以上、田賀先生のデモンストレーションでした!
来月以降も先生方のデモンストレーションは開催されます。
気になる方、日程をお確かめの上、ご参加ください。参加費は、無料です。
会場に行けない!という方は、ぜひぜひインスタグラムアカウントをフォローしてください!