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爪から分かる病状とは?健康チェックをして適切なケアを行おう

爪は体の末端にあり、栄養が届きにくいことから、栄養不足や体調不良などのサインが出やすい場所です。そのため、爪は健康のバロメーターともいわれており、健康状態を確認するのに役立ちます。今回は、爪の状態から疑われる病状を紹介していきます。

爪に筋が!中には黒っぽい筋も…

爪にできる筋のうち縦筋は主に加齢が原因であり、誰にでも起こります。肌にシワができるように爪にもシワができ、その爪のシワが縦筋になるのです。一方、横筋は体調不良やストレスなどにより爪母に栄養が届きにくくなることで生じます。爪母は甘皮の下にあり、ここで新しい爪が作られています。そのため、指をはさんだり、誤った甘皮処理をしたりして爪母を傷つけてしまった場合にも横筋が現れやすいです。また、筋の上にほくろができると、ほくろの黒色が筋を目立たせてしまい、黒い筋ができたように感じることもあります。通常は心配ないですが、ほくろの色が急激に濃くなったり、色調が不規則だったりする場合はガンの可能性も考えられます。心配な場合は、皮膚科で診察を受けましょう。

爪が割れやすい原因は?

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爪が割れやすい主な原因は乾燥です。水仕事が多かったり、除光液をよく使っていたりすると爪が乾燥しやすくなってしまいます。ネイルオイルやハンドクリームで保湿ケアを行い、爪を乾燥から守ってあげましょう。また、爪の乾燥は栄養不足が原因となっていることもあります。ビタミンAは爪の主成分であるケラチンというタンパク質を作るのに欠かせない栄養素であり、不足すると爪が乾燥しやすくなるのです。他にも、ビタミンB2が不足すれば丈夫な爪が作れなくなり、ビタミンEが不足すれば爪の潤いや弾力がなくなるため少しの衝撃でも爪が割れやすくなってしまいます。これらの栄養素に加え、タンパク質や鉄分、カルシウムなどをバランス良く摂取することが、爪の健康のためには欠かせません。

また、爪が割れやすい原因として爪甲縦裂症や爪甲剥離症などの爪の病気も挙げられます。爪甲縦裂症は爪の表面部分である爪甲が縦に割れる病気であり、爪の根元に腫瘍があるケースもあります。爪甲剥離症は爪甲が指先部分で爪から浮き上がり、白い部分が増えたように見える病気です。浮いた爪と皮膚の隙間に緑膿菌が入り込むと、グリーンネイルになってしまいます。緑膿菌は湿った場所で増殖しますので、爪と皮膚の隙間まで流水や石鹸で洗って清潔にしたうえで、乾燥状態を保つことでグリーンネイルを予防可能です。

爪の色から分かること

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健康な爪の色は薄いピンク色です。この爪の色が白濁している場合、肝硬変や腎不全などの病状が疑われます。他にも爪が黄白色だと新陳代謝の低下やリンパ系の病気、青紫色だと肺疾患や悪性の貧血、赤色だと多血症や炎症性の腫瘍が考えられますので注意が必要です。多血症は赤血球が増加することで起こる病気であり、放置していると脳梗塞や心筋梗塞を招くこともあります。

定期的に爪をチェックしよう

爪の状態からだけでも、自分の健康状態を確認するのに役立ちます。病状のサインにいち早く気づくことで早めに対処することができますから、爪のケアと一緒に爪の状態をチェックする習慣をつけると良いでしょう。

爪に難あり…どうすればいい?