ルヌーラ、ハイポニキウム、イエローライン、ネイルフォルド……、全く聞き慣れない、もはや呪文のようなワードですが、実はこれ全て私たちの爪のパーツに付けられた名称。ネイリスト関連の資格をお持ちの方なら、高い確率で一度は耳にしたことのあるはずのものなんです。
知っとくと鼻高々!? 爪の各部名称
1.フリーエッジ(爪先:つめさき)
ネイルプレートが伸びて爪床から離れた部分。油断していると二枚爪になっちゃう白い部分です。
2.ハイポニキウム(爪下皮:そうかひ)
爪の裏にくっついている皮膚。ネイルプレートの下に細菌や異物が混入しないよう防いでいる部分です。
3.イエローライン(黄線:おうせん)
ネイルベットとフリーエッジの境界線の部分。うっすら黄色っぽく見える線のところですね。
4.ネイルプレート(爪甲:そうこう)
一般的に「爪」と呼ばれる部分。ケラチンから構成され、厚みは0.3〜0.8mm程度。
5.ネイルベッド(爪床:そうしょう)
ネイルプレートが乗っている台にあたるピンクの部分。ここが長いと爪も長く見えます。
6.ストレスポイント(負荷点:ふかてん)
イエローラインが両端に接する点。文字通りもっとも負荷がかかりやすい部分で、よくヒビが入ったりささくれになったりします。
7.サイドライン(側爪甲縁:そくそうこうえん)
ネイルプレートの両サイドにある溝の部分。
8.サイドウォール(側爪郭:そくそうかく)
ネイルプレートの両サイドにある皮膚の部分。爪を衝撃から守ってくれる働きがあります。
9.ルヌーラ(爪半月:そうはんげつ)。
ネイルプレートの根元にある乳白色の部分。別名ハーフムーンとも呼ばれています。一聴するとドラ○エの呪文みたいですが、ラテン語で「半月」という意味らしいです。
10.キューティクル(爪上皮:そうじょうひ)
一般的に「甘皮」と呼ばれる根元部分。新しく生えてくる爪を保護し、異物や細菌の進入を防いでくれています。
11.ネイルマトリクス(爪母:そうぼ)
ネイルプレートを形成する部分で、爪はここから作られます。血管と神経が通っているので、ここを傷つけると爪が凸凹になって生えてくる危険性が!
12.ネイルフォルド(後爪郭:こうそうかく)
ネイルプレートを根元で固定している皮膚の部分。
13.ネイルルート(爪根:そうこん)
皮膚の下にあるネイルプレートの根元部分。ネイルフォルドに覆われている下部にあたります。
爪って実はすごく複雑!
ネイリスト、もしくはネイリストの資格を取りたい方以外にとっては不要な知識だったかもしりませんが、一言で「爪」といってもその構造は意外と複雑なことがお判りいただけたと思います。横文字にするとなんだかかっこいい言葉ばかりで、なんだか口にしてみたくなったという方は是非使ってみてください。
それでは最後の締めに、爪にまつわるクイズを1問!
Q.爪は1日でどのくらい伸びているでしょうか?
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A. 個人差はありますが、0.1mm程度と言われています。