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【痛ネイル】旬到来!「R」の月が食べ頃の◯◯をネイルに/お題ネイルvol.3

「R」がつく月は牡蠣の旬という説をご存知でしょうか?

英語にすると、1月(January)、2月(February)、3月(March)、4月(April)、そして9月(September)10月(October)、11月(November)、12月(December)がRのつく月で、牡蠣(正確にいうと真牡蠣)の美味しい時期。

つまり4ヶ月のお休みを経てまさに今月、シーズンの後半戦が到来したばかりなんです!

と、のっけから全力でネイルと関係のない話で恐縮ですが、「お題ネイル」のお時間がやってまいりました。筆者の出したお題を元にネイルデザインしてもらうという無茶振り企画、待望の(?)第3弾です!

そして、タイトルを読んでピンときたグルメな方々、あるいはこの企画の流れをなんとなく理解してきた隠れお題ネイルファンの方々、……そうです! 御察しの通り今回のお題は「オイスター(牡蠣)」。牡蠣に興味がある方もない方も、匠の技によって表現されるネイルアートの新境地、魅惑のオイスターネイルをお楽しみいただければ幸いです。

前回に引き続き担当は、無茶振りに卓越したスキルとセンスで応えてくださるネイリスト、カルジェルエデュケーターの小野内 咲(おのうち さき)さん。およそ想像もつかないオイスターネイル、一体どのような作品が完成するのでしょうか。

今回のお題は「オイスターネイル」

今回も無茶なお題を出してしまって恐縮です。引き受けてくれるか心配だったので、今回も担当してくださって本当に嬉しいです!

小野内さん「ネイルデザインでオイスターをオーダーされたのは初めての経験だったので、正直どんなデザインにするか悩みました(笑)。ネイルチップを2パターン作成したので、どちらがお好みか教えてくださいね。」

2パターンも! ありがとうございます。

小野内さん「ひとまず前回のネイルをオフしていきますね。」

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▲前回のモザイクネイルをオフ。まだ綺麗に残ってるので別れが惜しかったです

そしていつものようにプレパレーション(下処理)。消毒後、ファイル(爪やすり)で爪の長さを整えて手湯(ゆるま湯を貼ったネイルボール)に指をチャポン。ふやかした後に甘皮の処理をしていただきます。

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▲手湯シーン(造語だと思ってたけど、手湯という言葉はどうやら実在するようです)

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▲恒例の甘皮ショット。誰得でもなく、ただただお見苦しくて恐縮ですが、人は1ヶ月弱でこんなだけ甘皮が成長するという参考例としてご覧ください。(ちなみにシートの上の残骸はオフ後のジェル。甘皮は親指のところのみです)

「作ってきたのはこちらの2パターンのチップです。いかがですか?」と小野内さん。

ジャジャーン!(表現が古い……)

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うおお、本格的! すごくリアルにオイスターが表現されてますね。色もデザインもすごくいい感じ。どちらにしようか迷います……。

小野内さん「私自身、牡蠣に関してあまり詳しくないのですが、知り合いに見せたところ、その1は牡蠣の身の部分を、その2は牡蠣の殻の部分を彷彿させると言われました」

確かに。でもその2は殻にも見えるけど外套膜(端にある黒っぽい“ひだ”の部分)にも似てますよね。うわー、どちらも捨てがたいけどこっちにしようかな……。

早速爪をオイスターに!

今回はクリアベースに黒と白なので、色合いはすごくシンプル。3つのカラージェルを使用していただきました。

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上から時計回りに、クラシックブラック(CGBK01S)ペールホワイト(CGWH01S/CGWH01)ピュアホワイト(CGWH04S)

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クリアベースの上に、乳白色の薄いカラーを何度か重ねていきます。この一手間が瑞々しい牡蠣の質感を出してくれるんですね、きっと。

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ちなみに黒い部分にはジェルの他、一部墨汁を使用。さながら水墨画を書いているみたいです。アートだなあ。

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白黒のラインを引いた後にぼかして濃淡を付けていきます。ああ、着々と牡蠣のミルフィーユ部分が出来上がっていく……。

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人差し指と小指は白のグラデーション。溶けかけのバニラアイスみたいな、メルティな質感が美しいです。

ところで、牡蠣ってよく見ると緑色の部分があるのをご存知ですか? 身の部分に透けて見える緑は、海中で牡蠣が食べた海藻の色なんだそう。

ちなみに身全体が緑色の「グリーンオイスター(緑牡蠣)」は、世界で最も美味しいとされる希少価値の高い逸品。牡蠣の養殖地として名高いフランスの特定地域で養殖されているのですが、日本にはほとんど入ってきません。いつかお目にかかりたいものです。

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▲こちらは普通の国産牡蠣ですが、緑色の部分がなんとなくおわかりいただけると思います。

小野内さんはこの緑色の部分まできちんと再現。その職人魂に感激です。

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▲牡蠣の緑色の部分まできちんと再現してくれる、小野内さんの職人魂に感激。

モガブルック「ミキシングパウダー コレクション(AFRICAL)」の緑(フォレスト)を、クリアジェルに混ぜて使用しています。

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ホイルシール(転写シールみたいな)を使って、白い部分にシルバーを乗せていきます。ちなみに黒い部分にもオーロラカラーのグリッターが薄くついていて、程よい濡れ感が醸し出されています。

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特別にパールパーツを片手一粒ずつ乗っけていただきました。「昔食べてた牡蠣の中に小さなパールが入ってて、気付かずに思いっきり噛んで奥歯の詰め物がかけました」という、筆者のほろ苦いクリスマスイブの思い出も披露。

ちなみに、その牡蠣の中にあったパールは、なんとなく縁起が良さそうなのでしばらく財布に入れていました。

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▲パールはホワイトの1.5mmを使用。

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▲トップジェルを塗って固めれば、いよいよ完成間近。

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仕上げにファイルで形を整えて

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キューティクルオイルを塗ったら……

完成です!!!!!

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牡蠣好きの筆者が興奮してしまう完成度! かなりリアルなので、見るのもダメなくらいの牡蠣が嫌いな人にとっては拷問かもしれません。

巷に溢れるモテネイルとは一線を画したオイスターネイル、この良さを分かっていただける方々と一緒に牡蠣を愛でにいきたい!

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本物の牡蠣とコラボ

そして後日、本物の牡蠣とのツーショット写真を求め(普通に牡蠣が食べたかったという説も)オイスターバーへ。

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やってみたかったやつ。どうですか、この迫力! おそらく牡蠣の殻をこんな風に握ってセルフィー撮る客はそうそういないので、軽く周囲の注目を浴びました。

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▲わかります? このひだ感! グラデーションの部分も見事に再現されています。

余談ですが私、これまで牡蠣に4回あたってます。多いときは月8回ほど食べに行っていたので、普通の方よりもあたる確率が高かったのかもしれません。今はほどほどの距離感(月1〜2回は行ってます)でお付き合いをさせていただいていますが、牡蠣への愛情は変わりません。

現在は、一般社団法人が運営する牡蠣団体に所属し、牡蠣の知識量も増えてきました。同じく牡蠣を愛する同士からのネイルのご感想、美味しい牡蠣情報、是非是非お待ちしております! 最後までネイルと関係のない話で締めてしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

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