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【特別対談】田賀美鈴先生×鹿田愛美先生<Part2>アートのカリスマ×世界を旅するネイリスト

「#カルジェル旅ネイル」コンテスト審査員を務めていただいたCalgelの第一人者であり、アートのカリスマとして広く知られる田賀美鈴先生、そしてゲスト審査員としてInstagram総フォロワー数37万人超、「世界を旅するネイリスト」として絶大な人気を誇る鹿田愛美先生の対談レポート。第一線で活躍されているお二人にお話しを伺いました。

全3回 先生方の魅力が詰まった対談です!Part2では繊細なアートがお得意の先生方にネイルアートについて語り合っていただきました!

ネイルアートについての語り合い!

ネイルデザインのインスピレーション

ーーー(編集部)アートについですが、細かさという点だと先生お二人ともですが、ネイルデザインのテイストはちょっと異なりますよね。

田賀先生

(田賀先生)鹿田先生はメタルカラーの使い方が天才的ですよね。
鹿田先生

(鹿田先生)再現するのが好きで、月に1回海外に行って、そこで見つけた壁や布、刺繍、床などのデザインをいろいろ見ると「ネイルにしたい!」と(笑)
田賀先生

この壁のここだけ切り取ってネイルに!という感じですよね(笑)
鹿田先生

ネイルを始めたころから取れるのが嫌でスワロなどのストーンをあまり使っていなくて、石やパーツも自分で作りたい!というところから、全部で手描きでやりたい!という再現性のアートが得意になりましたね。


参考画像:Instagram @mananails

ーーー(編集部)フラットなアートが多いですよね?

鹿田先生

そうですね、ジェルでの凹凸は好きなんですが、パーツなどで表面がボコボコしているのが本当にストレスで…。
田賀先生

わかります(笑)私もストーンが苦手でフラットで仕上げが多いです。

ーーー(編集部)フラットなのにすごい立体感出てますよね。でも実際に触るとツルっとしているという…。

鹿田先生

パーツを使わずジェルでいかに本物に近づけるか…という感じですね。

ーーー(編集部)再現性、ですね〜

田賀先生

私も凹凸があるように見えるフラットアート最近のオススメです!


参考画像:Instagram @misuzutaga

田賀先生

ちなみに今まで行った国で勉強になった国はどこですか?
鹿田先生

新しいデザインが生まれたな、と感じたのはモロッコとインドですね。
田賀先生

建物に施してある模様?タイル?
鹿田先生

そうですね。イスラム系の建築だったりラグの刺繍だったり、色の組み合わせとか…全部インプット!という感じですね(笑)
田賀先生

イスラム系の国には行ったことないんですが、写真とかで見てもイスラム系の建築物って入り口に複雑な模様があったり…本当に面白いですよね。
よく見てみると、ボンみたいな模様が文字になってたり。インドはインドであのカラフルな感じとか綺麗ですよね〜。サリーや壁画、ヘナタトゥーの模様とか。
鹿田先生

インドは街も空気も決して綺麗とは言えないのに、美しいものがたくさんあるんですよね。まさに「カオス」という感じが大好きです(笑)

ーーー(一同)笑い

田賀先生

インドに行ったことはないんですが、イギリスにいたときにインド人のお客様が多くて。結婚式に呼んでいただいたときにサリーや腕輪の細かい装飾が本当綺麗でしたね。

サリーに合わせてネイルをやってと言われたり、あとヘナタトゥーもやっていたのでその資料を見せていただいたり、リトルインドの小物屋さんにも連れて行って頂きました。すごく勉強になりましたね。

鹿田先生

最初の方は旅に行くためにネイルで稼ぐって感じだったのですが、でも旅に行けばネイルしたい、となるんですよね。
田賀先生

私も海外周りながらネイルしたいです。キャンピングカーをネイルサロンにしたりして。
鹿田先生

それいいですね!
田賀先生

運転できないけど(笑)

ーーー(一同)笑い

田賀先生

ネイルはパッと頭に浮かんでくるというよりは、色んなものを見てインプットして…という感じですか?
鹿田先生

う〜ん…どっちもですかね。パッと浮かんでくるときもあるし、ネイルになりそうなデザインを見ても浮かばなかったりしますし…。
田賀先生

この日までにデザインを絶対に出さなきゃいけない!というときはどうしていますか?
鹿田先生

とにかく今までの旅行先の写真なんかを漁って、2年前はこの写真からこういう作品ができたけど、今はまた違う作品ができるかも、と。その時の気持ちで変わったりするので、それも面白いなと思います。
田賀先生

たしかにそうですよね。2年経つと技術も違うし、ジェルの扱い方やアプローチの仕方も違いますもんね。

ハンドペイントの良さとは?

田賀先生

いま一番描くのが好きなアートってなんですか?
鹿田先生

いまはジュエリーですね。インディアンジュエリーやファインジュエリー、スワロを使わずにスワロっぽく仕上げるにはどうすればいいか…とか。
あとはコインとか…天然石も好きなのでそういうのを組み合わせて「本物に近づけてどう作るか」を追求しています。
田賀先生

これ(鹿田先生ネイル作品)はパーツは使っていないんですか?

fingerbowl

鹿田先生

全部ジェルで作っていますね。下にキラキラするものを貼って、上にジェルを乗せて作っていくという感じですね。

ーーー(田賀先生・編集部)すごい…。

鹿田先生

すべて手描きだから、小さい爪の方にも大きい爪の方にも合わせられるんですよね。
田賀先生

手描きの良さってそこですよね。シールだとこのパーツ入らないや…ってなっちゃうので。
鹿田先生

自分がネイリストになる前にネイルサロンで「これできないです」「このカラー混ぜられないです」「このサイズしかないんです」と言われたのがストレスで、自分は絶対にNOと言いたくない、全部やりましょう!と言いたくて、ジェルならなんでも作れるでしょ!と。
田賀先生

あれだけ自由にジェルを触れたら楽しくて仕方ないですよね。
鹿田先生

本当そうですね。

センスを磨く秘訣は?世界中からインスピレーション!

ーーー(編集部)先生方にお聞きしたいのですが、センスを磨く秘訣はありますか?

鹿田先生

とにかく美しいものを見ること。他のネイリストの作品を見るとインスパイアされてしまうので、私は見ないようにしています。ネイルじゃないものを見る方が新しいものが生まれるので、色んなものを見るために旅をしていますね。
田賀先生

綺麗なもの、自分の目が喜ぶものを見るのって大事ですよね。その時は役に立たなくても5年後ぐらいにもしかしたら「あのとき見た夕日の色が」とか。私の場合は完全インプット型なので、鹿田先生と同様とにかくなんでも見ることですね。
それが例えブラジャーの模様でも(笑)
綺麗な模様を切り取って「これは薬指かな、親指かな」と考えることもセンスを磨く練習になっているかなと思います。

ーーー(編集部)お二方ともオリジナル性があるので、ネイルの枠を超えたデザイナーという感じですよね。

田賀先生

好きなものがあったらとことん突き詰めたいタイプではありますね。こんだけレース描いたらもういいか…とはならなくて、もっと違うレース描けないかなって。


参考画像:Instagram @misuzutaga

田賀先生

早くコロナが終わって綺麗なものを見に行きたいですね。出張も大好きですし(笑)

日本にも伝統工芸だったり綺麗なものがたくさんあるので、全国津々浦々見に行こうかと考えています。やっぱり車の免許取ろうかな(笑)

ーーー(一同)笑い

田賀先生

私のちょっとした夢でもあるんですけど、せっかく英語が喋れるので浅草にお店を持ちたいというのと、キャンピングカーで旅したいですね。

あーでも常連のお客様がいらっしゃるから1週間ぐらいが限界なのかな。鹿田先生は1回の旅行で何日くらい行くんですか?

鹿田先生

国にもよるんですが1週間から長いと3週間ぐらいですかね。その間は「お客様ごめんなさい」です(笑)
田賀先生

旅もお仕事ですもんね。
鹿田先生

南米とか行っちゃうとどうしても長いので…南米はアルゼンチンは面白かったですね。
田賀先生

南米のパリと言われていますよね!お肉も美味しいしワインも美味しいし。
鹿田先生

自然もあり、世界遺産もあり。治安は悪いですが(笑)バックパッカーをしていたときにアルゼンチンからボリビア、ボリビアからペルーに徒歩で行ったりしていましたね。
田賀先生

すごい!冒険者ですね…!
鹿田先生

いろんなとこ行ってますね、南アフリカ行ってみたり。
田賀先生

南アフリカ面白いですよね!カルジェルも南アフリカ産ですし。
鹿田先生

南アフリカ=カルジェルのイメージですね(笑)

<Part 3> 春夏トレンド?!・コロナ対策・ネイリストとは・・・へ続く

<Part 1> ネイルアートの語り合い! 対談記事はこちら

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